れっつともばたらき

30代サラリーマン共働き夫婦が家事に取り組むブログ

【家計管理】母の老後破産を防ぐために私がやったこと【後編】

こんにちは。共働き夫のうまそえおさむです。

この記事では、私の母の老後破産を何とかして防ぐために、私が取り組んだことを書きます。

前編と後編に分けて紹介しますので、まだ読んでいない方は「【家計管理】母の老後破産を防ぐために私がやったこと【前編】」からお読みください。

tomobataraki-kaji.hatenablog.com

将来、親の老後資金や自分の老後資金が心配な方などに、参考にしていただけると幸いです。

母と老後のお金について話し合い

前編では、母の老後資金が心配になったきっかけと、今後必要になる老後資金の試算、見直しポイントの検討を行いましたが、後編では、実際に母と話し合いを行うことですり合わせを図っていきたいと思います。

母のお金のことについて、母と面と向かって話すのは初めてでしたので、少し緊張しましたが
パート勤めの母が60歳の定年を迎えて、その後働かず年金だけで過ごした場合だと、試算結果が約4000万円の赤字になること
これを、①65歳まで現在のパートの仕事を続け、②65歳から75歳まで月5万円程度のゆるい稼ぎができるようし、③大きな出費以外の毎月の生活費を月10万円以内に抑えることで、試算結果が黒字になることを伝えました。

すると、母の反応はこうでした。

うまそえ母
・①と②については可能
・③は受け入れがたい、せめて13万円はほしい
・家の修繕はもっと簡易なもので済ませる(外壁300万→50万)
・そもそも101歳まで生きないと思う

 

母の意見を反映した試算

以上の母の意見を反映した試算がこちらです。

母の意見を反映した試算

※赤字が修正箇所です(修正前は前編の「見直しバージョン」をご覧ください)

収入項目

・パート_収入(貯金額500万円、手取り月収13万円、65歳まで)

・遺族厚生年金_収入(月8万6千円、一生涯)

・老齢基礎年金_収入(月1万6千円、65歳から一生涯)

・ゆるい稼ぎ_収入 (手取り月収5万円、65歳から75歳まで)

 

支出項目

・毎月の生活費_支出(13万円

・キッチン_支出(20~30年に1回、10万円)

・洗面台_支出(20~30年に1回、10万円)

・バスユニット_支出(20~30年に1回、100万円)

・トイレ_支出(20~30年に1回、20万円)

・混合水栓_支出(10年に1回、5万円)

・給湯器_支出(15~20年に1回、40万円)

・屋根_支出(30年に1回、50万円)

・外壁_支出(30年に1回、50万円

・車_支出(10年に1回、200万円)

・お墓_支出(50万円)

・介護_支出(初期費用69万円、月々の費用4.6万円、母が90歳~101歳まで)

・家処分_支出(200万円)

 

この結果、母の老後の貯金額の推移が以下のグラフになります。

母の老後 貯金額の推移試算(母の意見を反映)

試算の結果、約300万円の赤字になりました。

黒字化までは行きませんが、当初の4000万円の赤字と比べるとかなり収支が改善できました。

母の意見を反映できたを考えると、より現実的な数字になったと思います。

また、この試算は母が101歳まで長生きするという、息子である私の願いを込めた試算であります。

母も言っているように、女性の平均寿命(87.74歳)時点では黒字が見込まれることを考えると、老後破産の心配はかなり解消されたのではないかと思います。

 

母と老後のお金について話し合いをして思ったこと

最後に、今回母と初めて老後のお金について話し合って、お金の話は親子間であっても聞き方や伝え方が難しいなと思いました。

お金の使い方はその人の個性が出ますので、いきなり根掘り葉掘り聞いて、それを否定したりすると、母にとっては自分自身を否定されているように錯覚してしまうのではないかと思います。

実際、何にお金を使っているのか、といった質問をしていく中で、少し険悪なムードになったため、そこまで詳しくは聞けていないのが現状です。

けれども、老後に備える上で親子にとって大事なことですので、時間をかけて少しずつ話し合いを深めていければいいと思います。

また、将来自分に子供ができたら、小さいころからお金について気軽に話し合える関係を築いていきたいとも思いました。

以上、共働き夫のうまそえおさむでした。